ウリヤの身に起きたことから、エレミヤはどんな教訓を学べたでしょうか。
回答1:
エレミヤは、恐れに支配されると割り当てを投げ出しかねないことを学べました。ウリヤも忠実に預言していましたが、王が自分を殺そうとしていると知ると、エジプトに逃げました。一方エレミヤは、危険な場所でもエホバのメッセージを宣べ伝え続けました。このことから、彼が自分の恐れよりもエホバに信頼することを選んだのが分かります。
回答2:
ウリヤの身に起きたことから、エレミヤはおそらく、逃げても安全は保証されないことを理解できました。ウリヤはエジプトに逃れて身を守ろうとしましたが、王の家来たちが追い掛けて行き、結局殺されました。エレミヤは、本当の安全は隠れる場所を見つけることではなく、忠実であり続け、エホバの保護に信頼することにかかっている、と学べました。
回答3:
エレミヤはまた、恐れを感じることが必ずしも信仰を失った証拠ではない、ということも学べました。ウリヤは恐れを感じ、エレミヤ自身も恐ろしい状況に直面しました。違いは、それぞれがどう反応したかにありました。エレミヤは自分の任務を果たし続けました。このことは、クリスチャンの勇気とは恐れを感じないことではなく、恐れを感じてもなお正しいことを行うことである、と教えています。
回答4:
ウリヤの経験は、身を守るためにメッセージを弱めたり黙ったりしてはならない、ということをエレミヤの心に強く刻んだに違いありません。エレミヤは、神殿の区域でさえ、迫り来る災いについてユダの人々に警告し続けました。私たちも、聖書のメッセージが必ずしも歓迎されなくても、否定的な反応を恐れてそれを隠してはならない、と学べます。
回答5:
エレミヤはさらに、エホバが忠実であり続ける人を見捨てないことを実際に知りました。命が危険にさらされた後、シャファンの子アヒカムが介入して彼を守りました。エホバは必ずしも脅威をすぐに取り除くわけではありませんが、状況や人を用いて助けてくださることがあります。このことは、神のご意志を行っている時、私たちが決して独りではない、という確信を強めてくれます。
今週の聖書通読で、どんな霊的な宝を見つけましたか。
エレミヤ 26章の霊的な宝
エレミヤ 26:2
「エホバの家の中庭に立ち、エホバの家に崇拝しに来るユダの町々の民全てに語りなさい。わたしがあなたに命じる言葉を全て彼らに告げなさい。一言も省いてはならない」。
注釈1:
エホバはエレミヤに、難しい部分を省くことなく、メッセージ全体を伝えるよう求めました。それには大きな勇気が必要でした。反応の悪い人がいると分かっていたからです。伝道においても、私たちは聖書の教えを忠実に伝えたいと思います。機知と敬意をもって行えますが、否定的な反応を避けるためだけにメッセージを変えることはしません。
エレミヤ 26:3
「恐らく彼らは聞き従い、それぞれ悪の道から立ち返るだろう。そうすれば私は、彼らの悪い行いのために下そうと考えている災いについて考えを変える」。
注釈2:
エホバは、民が反応して変化することを依然として望んでいました。彼らは多くの悪い行いを重ねていましたが、エホバはもう一度機会を与えました。このことから、エホバの目的は彼らを滅ぼすことではなく、悔い改めへと動かすことだったと分かります。また、どんな人もあきらめてはならないと教えられます。人が聞くことができる限り、変化する可能性はあるのです。
エレミヤ 26:4, 5
「もしあなた方が私に聞き従わず、私があなた方の前に置いた律法に従わず、私が繰り返し遣わす僕である預言者たちの言葉に聞き従わないなら――あなた方はこれまで聞き従わなかったが――」
注釈3:
エホバは預言者たちを「繰り返し」遣わしていました。このことは、エホバの並外れた辛抱強さを示しています。問題は警告が足りなかったことではなく、民が聞こうとしなかったことでした。ある聖書の原則について繰り返し思い出させられる時、私たちはもう知っていると考えるべきではありません。エホバは、私たちが害を被る前に何かを正すよう助けてくださっているのかもしれません。
エレミヤ 26:8
「エレミヤが、エホバが民全てに語るよう命じたことを全て語り終えると、祭司たち、預言者たち、民全てが彼を捕らえ、こう言った。『あなたは必ず死ぬ』」。
注釈4:
エレミヤはエホバに正確に従いましたが、それでも非常に激しい反応に遭いました。このことは、正しいことを行っても、いつもすぐに良い結果が得られるとは限らない、と教えています。時には、忠実さが反対を招くこともあります。それでも、エホバのご意志に調和して行動したと分かっていれば、私たちの良心は穏やかでいられます。
エレミヤ 26:12
「この家とこの都市に反対してあなた方が聞いた言葉全てを預言するために私を遣わしたのは、エホバなのだ」。
注釈5:
エレミヤは、全ては誤解だったと言って自分を弁護しようとはしませんでした。エホバが自分を遣わしたのだと,はっきり述べました。彼の確信は、誰が自分に務めを与えたかを知っていることから来ていました。私たちも,自分の信じていることに聖書上のどんな根拠があるかをよく理解し,メッセージが神の言葉から来ていると確信している時,伝道で確信をもって話せます。
エレミヤ 26:13
「だから今,あなた方の行いと振る舞いを正し,あなた方の神エホバの声に聞き従いなさい。そうすればエホバは,あなた方に対して告げた災いについて考えを変える」。
注釈6:
自分の命が脅かされている最中でさえ,エレミヤは民が救われるよう助けることに心を配り続けました。彼は状況を自己弁護の場にせず,再び民を悔い改めへと招きました。このことは,人々に対する並外れた愛を示すとともに,たとえ相手が不親切に反応しても伝道での目標を保つように,と教えています。
エレミヤ 26:14
「私については,私はあなた方の手中にある。あなた方の目に良いと思えること,正しいと思えることを私にしなさい」。
注釈7:
エレミヤは,自分の命に価値がないと言っていたのではありません。むしろ,エホバに背くよりは結果を受け入れる用意がある,ということを示したのです。その平静さは,神への大きな信頼からしか生まれません。この宝は,問題を避けるための圧力を受けても原則で妥協しないよう,私たちを励ましています。
エレミヤ 26:15
「しかし,はっきり知っておきなさい。もしあなた方が私を殺すなら,あなた方自身も,この都市も,その住民も,罪のない者の血の罪を負うことになる」。
注釈8:
エレミヤは断固として語りましたが,彼らを個人的に脅すことはしませんでした。エホバが遣わした預言者を殺すことがどんな霊的な結果を招くかを,ただ説明しただけです。これは私たちにとって良い手本です。聖書の真理を擁護する時,攻撃的に反応したり,会話を個人的な口論に変えたりせずに,明快かつ断固として話せます。
エレミヤ 26:18, 19
「モレシェトのミカは……ユダの民全てにこう言った。『シオンは畑のように耕される』。……ユダの王ヒゼキヤとユダ全体は,彼を殺しただろうか。むしろ,ヒゼキヤはエホバを畏れ,エホバの恵みを願い求めたではないか」。
注釈9:
一部の長老は,聖書中の前例を用いてエレミヤの件を公正に検討しました。彼らは,ヒゼキヤが似たような警告にどう反応したかを思い起こしました。このことは,聖書をよく知っていることの価値を示しています。決定を下さなければならない時,聖書の実例は,その場の感情や圧力だけで反応しないよう助けてくれます。
エレミヤ 26:20, 21
「ウリヤは……エレミヤと似た言葉で,この都市とこの地に反対して預言した。……ウリヤはそれを聞くと恐ろしくなり,エジプトに逃げた」。
注釈10:
ウリヤは忠実にメッセージを伝えましたが,恐れが最終的に,逃げるという彼の決定に影響を与えました。彼の経験は,霊的な人でさえ気おくれを感じることがある,と私たちに思い起こさせます。だからこそ私たちは,試練が来る前に,研究や祈り,そして勇気を培うのに役立つ経験を通して,エホバへの信頼を強める必要があります。
エレミヤ 26:23
「彼らはウリヤをエジプトから連れ出し,エホヤキム王のもとへ連れて行った。王は剣で彼を殺し,その死体を庶民の墓地に投げ捨てた」。
注釈11:
ウリヤは逃げても身を守れませんでした。この悲しい出来事は,人間の安全には限界がある,ということをエレミヤに教えたかもしれません。私たちも慎重であるべきですが,自分の保護がもっぱら自分の策略にかかっている,と考えてはなりません。大切なのは,忠実であり続け,最終的な結果をエホバの手に委ねることです。
エレミヤ 26:24
「しかし,シャファンの子アヒカムがエレミヤを支持したので,彼は殺されるために民の手に引き渡されずに済んだ」。
注釈12:
エホバは,アヒカムがちょうど良い時に現れてエレミヤを助けるのを許しました。このことは,エホバが僕たちを,彼らが思いもよらない方法で守れることを示しています。困難な状況を通過する時,助けがどこから来るのか,いつも分かるわけではありません。それでも私たちは,エホバが私たちの状況を見ていて,必要な支えを与えられる,と確信できます。
エレミヤ 27章の霊的な宝
エレミヤ 27:2
「エホバは私にこう言った。『帯とくびきを作って,自分の首に掛けなさい』」。
注釈1:
エホバはエレミヤに,とても目を引く視覚教材を用いさせました。そのくびきは,メッセージ――諸国民はバビロンに服さなければならない――を忘れられないものにしました。このことは,例えの力を示しています。私たちも伝道で,聖書の教えがより明確で記憶に残るものとなるよう,簡単で思い浮かべやすい例を用いることができます。
エレミヤ 27:5
「私は大いなる力と伸べた腕によって,地と,人類と,地の面にいる動物とを造った。そして私は,自分の目に正しいと思える者にそれを与える」。
注釈2:
エホバはまず,自分が創造者であることを思い起こさせました。だからこそエホバには,諸国民の間で何が起きるのを許すかを決める権威があります。政治的な出来事が混乱しているように見える時,この聖句は私たちの確信を強めます。エホバは今なお主権者であり,どんな政府も,エホバが最終的に許す範囲を超えて行動することはできません。
エレミヤ 27:6
「今,私はこれら全ての地を,私の僕であるバビロンの王ネブカドネザルの手に渡した」。
注釈3:
エホバがネブカドネザルを自分の「僕」と呼んだのは,自分の目的の中である役割を果たさせるために彼を用いたからです。それは,ネブカドネザルがエホバを崇拝していたとか,その行いが全て是認されていたとかいうことではありません。この宝は,エホバが,そこに関わる人々の悪に責任を負うことなく政治的な出来事を用いることができる,と理解する助けになります。
エレミヤ 27:7
「全ての国民は,彼の国の時が来るまで,彼とその子と孫に仕える」。
注釈4:
バビロンの支配には期限がありました。当時は無敵の強国のように見えましたが,エホバはその覇権がいつ終わるかをすでに知っていました。このことは,どんな人間の政府も永続しない,と私たちに思い起こさせます。世界情勢は急速に変わることがありますが,エホバの目的は安定して変わらず,いつも適切な時に成し遂げられます。
エレミヤ 27:8
「バビロンの王ネブカドネザルに仕えることを拒み,バビロンの王のくびきに首を差し出すことを拒む国民や王国があれば,私はその国民を剣と飢きんと疫病で罰する」。
注釈5:
バビロンのくびきを受け入れることは屈辱的に思えたかもしれませんが,その時はそれが,エホバに従い命を保つ方法でした。このことは,従順が必ずしも私たちの個人的な好みと一致するわけではない,と教えています。時には,困難な状況を受け入れ,何が霊的に自分のためになるかをエホバが私たちよりよくご存じである,と信頼する必要があります。
エレミヤ 27:9, 10
「あなた方の預言者,占い師,夢見る者,魔術師,呪術師に聞き従ってはならない。……彼らはあなた方に偽りを預言しているのだから」。
注釈6:
エレミヤのものより魅力的なメッセージを差し出す声が数多くありました。しかし,ある考えが心地よいからといって,それが真実であるとは限りません。今日でも私たちは,無数の意見や予測を耳にします。この宝は,どんな教えも注意深く確かめ,本当にエホバの言葉に裏付けられていることを優先するよう,私たちを励ましています。
エレミヤ 27:11
「しかし,バビロンの王のくびきに首を差し出して仕える国民については,私はその民を自分の土地に残し,そこを耕して住まわせる」。
注釈7:
エホバは具体的な逃れ道を差し出しました。服することは敗北のように見えましたが,実際には,生き延びて自分の土地に住み続けることを可能にするものでした。このことは,神の指示が人間の見方からすると難しく思えても,最も賢明な選択となり得る,と示しています。謙遜は,文字どおり私たちを多くの問題から救えます。
エレミヤ 27:12
「バビロンの王のくびきに首を差し出し,彼とその民に仕えなさい。そうすればあなた方は生き続ける」。
注釈8:
エレミヤは,王本人に,王が確かに聞きたくなかったであろうこと――他の強国に服さなければならない――を告げなければなりませんでした。この預言者は,権力者を喜ばせるためにメッセージを変えたりしませんでした。私たちにとってこのことは,人の地位や影響力にかかわらず,聖書の原則は全ての人にとって同じである,と思い起こさせます。
エレミヤ 27:14
「『あなた方はバビロンの王に仕えることはない』とあなた方に言う預言者たちの言葉に聞き従ってはならない。彼らはあなた方に偽りを預言しているのだから」。
注釈9:
偽預言者たちは,民が聞きたいことをそのまま約束しました。それによって彼らのメッセージは魅力的でしたが,危険でもありました。この宝は,自分の願望をただ肯定するだけのメッセージには注意しなければならない,と教えています。聖書の真理は変化や犠牲を求めることがありますが,まさにそれゆえに,私たちは謙遜にそれに耳を傾ける必要があります。
エレミヤ 27:17
「彼らに聞き従ってはならない。バビロンの王に仕えなさい。そうすれば生き続ける。なぜこの都市が廃虚となる必要があるのか」。
注釈10:
エレミヤの問い掛けは,エホバがエルサレムの不必要な滅びを望んでいなかったことを示しています。民が従えば,それを避けることができました。このことは,道理をわきまえた憐れみ深い神を明らかにしています。エホバの警告は,理由もなく私たちを怖がらせるためではなく,苦しみを減らし,エホバとの関係を守る決定を下せるよう助けるためのものです。
エレミヤ 27:18
「しかし,もし彼らが預言者であり,エホバの言葉を持っているなら,……残っている器がバビロンに運ばれないよう,どうか万軍のエホバに懇願してもらいたい」。
注釈11:
エレミヤは,偽預言者たちの主張を試しました。もし彼らが本当にエホバに近いのなら,その行動と祈りがそれを示すはずでした。このことは,人がどれほど説得力があるように聞こえるかだけで,その人を評価してはならない,と教えています。言葉は,聖書の真理と,エホバのご意志に調和する結果によって裏付けられていなければなりません。
エレミヤ 27:22
「彼らはバビロンに運ばれ,私が彼らに注意を向ける日まで,そこにとどまる。その後,私は彼らを連れ戻し,この場所に復帰させる」。
注釈12:
エホバは流刑を告げただけでなく,回復の時が来ることもはっきり示しました。このことは,つらいメッセージの中で希望を与えました。私たちも,懲らしめやつらい時期が永続するとは限らない,と覚えておけます。時が来て,私たちがエホバの導きに良く反応するなら,エホバは失われたものを回復できます。
エレミヤ 28章の霊的な宝
エレミヤ 28:2, 3
「イスラエルの神,万軍のエホバはこう言う。『私はバビロンの王のくびきを砕く。2年のうちに,私はエホバの家の器を全てこの場所に持ち帰る』」。
注釈1:
ハナニヤは,自分のメッセージをまるでエホバから直接来たかのように示し,しかも具体的な期日まで挙げました。とても希望に満ちたものに聞こえましたが,偽りでした。このことは,宗教的なメッセージが,神の名を用いているからとか,楽観的だからといって,真実になるわけではない,と示しています。私たちは常に,それが本当にエホバの啓示したことと調和しているかを確かめる必要があります。
エレミヤ 28:5, 6
「預言者エレミヤは言った。『アーメン。エホバがそうしてくださいますように。エホバが,あなたの預言した言葉を実現させ,エホバの家の器と全ての流刑者をバビロンから連れ戻してくださいますように』」。
注釈2:
エレミヤは,自分が告げていた災いが実際に起きることを望んではいませんでした。ハナニヤのメッセージが本当であればよいと,心から思っていました。このことは,神の警告を宣べ伝えることが,悪い知らせを喜ぶことを意味するわけではない,と示しています。私たちがエホバの裁きについて語るのも,人々を愛し,彼らが反応することを願っているからであって,彼らが苦しむことを望んでいるからではありません。
エレミヤ 28:7
「しかし,どうか,私があなたと民全ての耳に語るこの言葉を聞いてほしい」。
注釈3:
エレミヤは敬意をもって答えました。ハナニヤがエホバのメッセージに反するメッセージを述べていると知っていましたが,侮辱や攻撃的な態度で反応することはしませんでした。これは,だれかが私たちの信条に同意しない時の,優れた手本です。私たちは,断固として真理を擁護すると同時に,礼儀正しく品位ある口調を保てます。
エレミヤ 28:8
「あなたや私よりずっと前の昔の預言者たちは,多くの地と大きな王国に対して,戦争,災い,疫病を預言した」。
注釈4:
エレミヤは,他の真の預言者たちの前例に基づいて論じました。自分の答えを単なる個人的な意見だけに基づかせることはしませんでした。このことは,聖書をよく知っていることの大切さを示しています。エホバが過去にどのように行動し教えたかをよく知っているほど,エホバの考え方と調和しない考えを見分けるのは容易になります。
エレミヤ 28:9
「預言者が平和を預言するなら,その言葉が実現して初めて,エホバがその預言者を本当に遣わしたことが分かる」。
注釈5:
預言的な主張は,検証できるものでなければなりませんでした。エホバは,自分の名によってなされたどんな言明も民が盲目的に受け入れることを期待しませんでした。この原則は今日,人目を引く宗教的な主張に注意するよう私たちを助けます。真理には証拠がなければならず,霊感による言葉と調和していなければならないのであって,語る人の魅力だけに頼るものではありません。
エレミヤ 28:10
「すると,預言者ハナニヤは,預言者エレミヤの首からくびきを取って砕いた」。
注釈6:
ハナニヤは,自分のメッセージを説得力のあるものに見せようとして,皆の前で芝居がかった振る舞いをしました。しかし,印象的な実演によって偽りが真理に変わることはありません。今日でも私たちは,心を動かす演説や儀式,魅力的な人物だけで感銘を受けるべきではありません。大切なのは,その教えが本当に聖書と一致しているかを確かめることです。
エレミヤ 28:11
「ハナニヤは民全ての前でこう言った。『エホバはこう言う。「私は2年のうちに,こうしてバビロンの王ネブカドネザルのくびきを砕く」』。そして預言者エレミヤは立ち去った」。
注釈7:
エレミヤは,民の前で果てしない議論を始めることはしませんでした。ハナニヤが言い張った時,エレミヤはただ立ち去り,エホバの導きを待ちました。この態度は,全ての会話が討論になる必要はない,と教えています。時には,穏やかに切り上げ,真理がおのずと明らかになると信頼するほうがよいのです。
エレミヤ 28:12, 13
「預言者ハナニヤがくびきを砕いた後……エレミヤにエホバの言葉が臨んだ。『あなたは木のくびきを砕いたが,その代わりに鉄のくびきを作ることになる』」。
注釈8:
ハナニヤは,木のくびきを砕けばエホバのメッセージを消し去れると思いました。しかし彼は,その象徴を一層強いもの――鉄のくびき――にしただけでした。このことは,人間の行為によって神の目的を打ち砕ける人など誰もいない,と示しています。エホバに逆らってもその決定は消えず,多くの場合,結果を悪化させるだけです。
エレミヤ 28:14
「私はこれら全ての国民の首に鉄のくびきを掛け,バビロンの王ネブカドネザルに仕えさせる。彼らは彼に仕えなければならない」。
注釈9:
鉄のくびきは,エホバの決定がすでに確固としていることを象徴していました。抵抗しても結果は変わりません。このことは,エホバがご意志を明らかにする時に現実を受け入れることの大切さを,私たちに教えています。謙遜は,変えられないものと闘って力を浪費するのではなく,エホバの導きに自分を合わせることを可能にします。
エレミヤ 28:15
「ハナニヤよ,どうか聞きなさい。エホバはあなたを遣わしていない。あなたはこの民を偽りに頼らせた」。
注釈10:
ハナニヤの本当の危険は,彼が間違っていたことだけでなく,他の人々を偽りに頼らせたことにありました。このことは,教える人の責任がいかに大きいかを示しています。私たちは,聖書の話題について語る時に十分注意し,聖書が教えていることと自分自身の意見とを明確に区別したいと思います。
エレミヤ 28:16
「あなたは今年死ぬ。エホバに対する反逆をあおったからだ」。
注釈11:
エホバは,ハナニヤが自分の名を偽って用い反逆をあおったことを,非常に重く見ました。このことは,神を代表するには責任が伴う,と私たちに思い起こさせます。私たちは,実際には自分の意見であるものを神に帰したり,個人的な決定を正当化するために聖書を用いたりしてはなりません。エホバについて忠実に語ることは,そのお名前への深い敬意を表します。
エレミヤ 28:17
「そして預言者ハナニヤは,その年の第7の月に死んだ」。
注釈12:
宣告が速やかに実現したことによって,実際にエホバに代わって語ったのは誰かがはっきりしました。ハナニヤは,2年のうちに起きると告げたことが決して起きませんでしたが,エホバの言葉はそのとおりに実現しました。この宝は,エホバの約束することは全て最終的に必ず実現する,という私たちの確信を強めてくれます。
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